
ナイト・ナイト・スウィート・ドリームス
第1章 むかしのはなし(※)
[前々から嫌だと思ってたけどもう今回のでウンザリしました。
泊まりなんかムリ。アンタと一晩過ごすのも嫌気が差す。もう関わらないで。連絡先も後で消すから。]
新着メッセージに返信もできないまま、私はスマホの電源を落とした。
親と揉めたときはいつでも泊まりに来ていいよ、と仲良くしてくれた唯一の友達と縁を切って、私はとうとう一人となった。
私が内気なのもありなかなか人と接することが出来ず、入学当初から友達が一人もできずにいた。
そんな中話しかけてくれたのが、フカマチモモエだった。
モモエはクラスの中でもリーダー的存在で、全員から親しまれていた。
それに比べて私はどんどんクラスのみんなから嫌われていく一方で、中2になったあたりからいじめを受けるようになっていた。
ある日、私をいじめている主犯に「モモエを殴ったらいじめをやめる」と言われた。
私は殴るつもりなんてさらさらなかった。絶対に暴力なんて振るわないと言った。
すると主犯のいじめは酷くなった。首を絞められ、髪を切られ、教科書も燃やされた。
私が生きるためには、誰かが犠牲になることはしょうがなかったんだ。
泊まりなんかムリ。アンタと一晩過ごすのも嫌気が差す。もう関わらないで。連絡先も後で消すから。]
新着メッセージに返信もできないまま、私はスマホの電源を落とした。
親と揉めたときはいつでも泊まりに来ていいよ、と仲良くしてくれた唯一の友達と縁を切って、私はとうとう一人となった。
私が内気なのもありなかなか人と接することが出来ず、入学当初から友達が一人もできずにいた。
そんな中話しかけてくれたのが、フカマチモモエだった。
モモエはクラスの中でもリーダー的存在で、全員から親しまれていた。
それに比べて私はどんどんクラスのみんなから嫌われていく一方で、中2になったあたりからいじめを受けるようになっていた。
ある日、私をいじめている主犯に「モモエを殴ったらいじめをやめる」と言われた。
私は殴るつもりなんてさらさらなかった。絶対に暴力なんて振るわないと言った。
すると主犯のいじめは酷くなった。首を絞められ、髪を切られ、教科書も燃やされた。
私が生きるためには、誰かが犠牲になることはしょうがなかったんだ。
