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ナイト・ナイト・スウィート・ドリームス

第1章 むかしのはなし(※)

「テレビ消してください」

「うん」

リモコンを操作してテレビを消した。
急に無音になる。

ベッドとシーツが擦れ合う音だけがした。

「キスも初めて、ですか」

「…うん」


私が頷くと、男は軽く優しいキスをした。
その直後、少し頭を離したあと、今度は強く頭を引っ張られ、舌の入る激しいキスが始まる。

「ちゅっ、あ、…ふ、ン」

どうしようもないくらい冷たい目をする男に、抗うことが出来なかった。
そのままキスは5分くらい続いた。

「ん、ん、…」

よく分からない吐息を出しながら、私は頬を赤らめた。
私の着ているTシャツを慣れた手つきで脱がすと、胸を貪るように激しく舐めた。


味わったこともない感触に、若干たじろぐ。


「あ、やっ、」

「ちゅ、…ん、ふふ、きもちいですか」

「ん、分かんな…、」


答える間もないくらい、胸を責められ、快楽に溺れる。
それが快楽かも分からなかったけど、どうしようもなくふらふらして、くらくらした。


「っあ」

「切ない顔しちゃって。処女ですよね?」

「う、ん」

「こんなにエッチな処女初めて、ふ、ソソる…」


そう言って私の唇をまた激しく奪う。

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