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慎一郎は一糸纏わぬ姿になった凪子をベッドに横たわらせ、じっと見つめる。
真珠のように照りがあるきめ細かな美しい肌、豊かな乳房、紅梅のような乳暈、細い腰は美しく括れ、程よく張ったお尻は白桃のように瑞々しい。
「…綺麗だ…凪子さん…」
柔らかい淡雪のような白く豊かな乳房を握りしめる。
凪子は珊瑚のように色づいた唇を開き喘ぐ。
「…慎一郎さん…貴方こそお美しくて…貴方の綺麗なお顔が色めいていらっしゃると…私は…堪らなくなるの…」
「…凪子さん！」
二人は互いに絡み合い、唇を奪い合う。
慎一郎の愛撫は執拗で濃厚だ。
そして冷ややかな美貌からは想像もつかないような淫靡な言葉を凪子の耳元で囁く。
凪子は、その美声と淫らな言葉との落差に己の泉が溢れ、昂まるのを感じた。
堪らずに凪子は慎一郎の身体に馬乗りになる。
「…美しい貴方を私が犯したくなるの…貴方の感じていらっしゃるお顔を見ると…私はそれだけで極まってしまうわ…貴方をめちゃくちゃにしたくなる…その後に私をめちゃくちゃに犯して…」
凪子の瞳が淫乱に艶めいて輝く。
「…凪子さ…」
「凪子と呼んで…慎一郎さん…」
凪子は己の花芯の奥深くにゆっくりと慎一郎の硬く逞しい雄刀を迎え入れる。
「…あ…ああっ…！はあ…っ…」
苦痛と快楽が入り混じったような声をあげ、凪子は眉根を寄せる。
「…凪子…！…んっ…」
熱く狭い花園の奥に自分が引き込まれ、絡めとられる快美感に、慎一郎は耐えきれず低く呻く。
「…私が…よくして差し上げるわ…」
凪子は美しく長い黒髪をかきあげ、扇情的に笑う。
「お美しい慎一郎さん…私に貴方の乱れるお姿を見せて…そして私の中に貴方のすべてを解き放って…おねがい…」
「…ああ…凪子…貴女は…なんて女だ…すばらしいよ…んっ…！」
慎一郎は凪子がもたらす快楽に翻弄される。
凪子が揺籃を揺らすように腰を揺らめかすたびに、慎一郎は快感のきざはしを登り始める。
凪子もまた自分の花芯の奥が熱く滾り快感が波紋のように広がるのを感じ目を閉じ、恍惚とした表情を浮かべる。
「…あ…っ…んんっ…はあ…い…いい…っ…」
「…凪子…愛している…！」
「…ああ…んっ…わたしも…慎一郎さんを…愛しています…はあ…っ…ああ…っ…ん…っ！…」
二人は同時に快美の頂点に達し、意識を手放した。
…けれどそれは淫らな夜の性愛の饗宴の序章にしかすぎなかった。