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この気持ち止められない キミのこと好きだから

第5章 キミしか見えなくなった

女の子C 「あの子暗いところが苦手なんだって!!泣き叫んでたよねぇ(笑)」
女の子D「マジ受けた(笑)」

どこかに閉じ込めた?!

慧「おい、どこに閉じ込めたんだよ!!」
女の子A「い、伊井尾くんな、なんの事?」
慧「どこに閉じ込めた?」
女の子B「体育用具室よ(笑)」
慧「なんで、そんな事?」
女の子C「あの子に伊井尾くんも騙されてるんじゃない?」
慧「うるせぇ!!」

俺は体育用具室にすぐに向かった。
鍵を開け扉を開くと泣き叫んでパニックになっている美海を見つけた。
慧「上村もう大丈夫だから!!落ち着いて・・・。」
俺は抱き締め、背中をポンポンと軽く叩いた。
美海「・・・い、伊井尾・・・くん、どうしてここが・・・わかったの?」
慧「俺の前を横切る女の子の集団が話してた。」
美海「い、伊井尾くん・・・助け・・・に来てくれて・・・ありがとう。」
慧「立てる?」
美海「・・・まだ、無理みたい。」
慧「なんで、こんな事されたの?」
美海「わかんない・・・私・・・嫌われてる・・・みたい。」
慧「また、こんな事されそうになったら俺に助けを求めてくれたら・・・。」
美海「わ、私ホントは好きな人がいるの。」
慧「誰?」
美海「岡くん。」
慧「俺の幼馴染だ・・・そっかぁ。けど俺、諦めないから・・・。」
美海「・・・。」
慧「俺の事キライ?」
美海「嫌いじゃないよ。」
慧「じゃあ、まだ望みあるかな(笑)」

貴大かぁ・・・あいつも確か好きな子がいるって言ってたなぁ。
けど俺は、キミじゃないと無理だ!!

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