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この気持ち止められない キミのこと好きだから

第6章 初デート

新入生合宿が終わっての日曜日。
美海と遊園地に行く事になった。
帰り道、バスの中から見えた遊園地の観覧車を見た美海が俺と乗りたいと可愛くおねだりしてきた。美海は普通に言ったんだけど、俺には超可愛く見えた(笑)

待ち合わせ場所は駅前って言ってたけど、俺は少しでも美海といたいから迎えに行く事にした。

美海「慧くんおまたせ(笑)」
慧「あっ、えっ、うん。」
美海「どうしたの?なんかヘン?」
慧「・・・ヘンじゃ・・・ない。可愛いよ。」
可愛いに決まってるよ!
慧「私服、可愛いから見とれてた。」
美海「慧くんの為のおしゃれだもん(笑)」
とびきりの笑顔で、そんな可愛い事言われたら俺、困るよ。
美海「慧くん?!」
慧「じゃあ行こうか?」
俺は美海の手を握る。その時の美海の恥ずかしそうな顔がたまらない。

電車に乗って30分
結構、人多いなぁ・・・。
美海「慧くん。」
美海が俺の服をギュッと握って震えてる。
慧「どうした?」
美海の後ろにいる奴・・・動きが・・・
慧「おい!!俺の彼女になにしてんだよ!!」
そいつの腕を俺が掴んだ瞬間に、そいつが美海に蹴りを入れた。
美海は、そのまま倒れそうになったところを俺が抱き止めた。そいつは、俺が掴んだ力がゆるくなって逃げようとしたけど、周りの人が捕まえてくれて、電車が駅に着くとすぐに駅員に通報してくれた。
俺は美海の背中をポンポンと優しく撫でながら、美海が泣き止むのを待っていた。
慧「美海、遊園地やめとく?」
美海「・・・慧くんと観覧車・・・乗りたい。」
慧「行こうか?」

遊園地

慧「美海、手繋ごう。」
美海「うん。」
慧「なにか食べる?」
美海「慧くんオナカ空いたんじゃない?」
慧「そうだなぁ。軽く食べようか?」
美海「慧くん、あれは?」
とりあえずセットメニューを頼んで、席に着いた。
慧「美海それ、旨そうだな。」
美海「美味しいよ。慧くんのも美味しそうだねぇ。」
慧「美海ちょっと頂戴!!」
美海の手首を掴んで、一口頬張った。
美海の顔が真っ赤になってしまった。
慧「美海、顔・・・。」
俺は顔を覗き込みながら
慧「真っ赤だよ。」
美海「だ、だって・・・。」
俺は美海の耳元で
慧『このくらいで真っ赤になってたら、キスする時どうするんだよ(笑)』
ますます顔が赤くなってしまった。
慧「(笑)とりあえず早く食べて乗り物行こう。」



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