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この気持ち止められない キミのこと好きだから

第9章 初めてのケンカと仲直り

俺は美海の顔を見ようと目を開けると少し苦しそうに見えた。
唇を離すと同時に美海の体の力が抜けて崩れ落ちそうになった。
慧「危なっ!!大丈夫か⁉」
美海「だ、大丈夫(笑)」

美海の荷物を持って部屋に入る。

慧「いつ、おばさん帰って来るの?」
美海「いつだろう?有休使ってしまうって言ってたから(笑)」
慧「じゃあ、しばらく一人?」
美海「うん(笑)」
慧「メシは?」
美海「作れるから大丈夫だよ(笑)」
慧「美海が作った料理食べたぃな!!」
美海「なにが食べたい?」
慧「美海が作るものなら、なんでも食べたい♪」

ベッドに座ってる美海の横に座る。
まだまだキスしたい俺は
慧「美海。」
美海「んっ⁉」
振り向いた美海の唇に唇を重ねる。啄(ついば)むようなキス、食むようようなキスを繰り返す。美海の腰に手をまわし抱き寄せる。夏の服は素材が薄いせいか下着のラインや肌の質感が伝わりやすい。
ヤバいな俺・・・。
ここで、やめないと・・・マズいよ。
思い切って唇を離すと、美海が潤んだ目で見る。色っぽ過ぎて俺・・・。
慧「美海もうちょっと。」
美海をベッドに倒し、見つめる俺に
美海「そんなに見つめられたら恥ずかしいよぉ。」
慧「美海、可愛い♪」
美海がなにか言おうと口を開けた瞬間、キスをした。絡み付くようなキス。美海の息が上がる。
もう、俺・・・ヤバい!!
これ以上すると理性崩壊しそうだよ。
俺は葛藤(かっとう)する事、15分!!
理性崩壊は免(まぬが)れた。
美海がふーっと息をする。
美海を抱き寄せて
慧「美海と仲直りできて良かった。」
美海「私も嬉しい。あっ!!」
慧「どうした?」
美海「お土産買って来たんだった♪」
旅行カバンから袋を数個出した。
美海「はい慧くん。」
慧「ありがとう!!」
美海「これ私と色違いなんだよ♪」
楽しそうにお土産の説明をしてる美海を見ながら俺は、俺の事を考えてお土産を買って来てくれる美海が愛しくてたまらない。あんな風にケンカしても俺の事を考えてくれてたなんて・・・!!

一生大事にしたい子だと思った。




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