蜘蛛♠
第3章 アルバイト
【第7話】
《《★招待状★
初めまして坂本君♥
君は僕を知らない♠僕も君を知らない♣
だけど君に頼みがあってこの手紙を届けたんだ♠
何故、坂本君に頼むのかというのは今は言えない♥
でもここは一つ頼まれてくれないかな?♦
単刀直入に言うと君にアルバイトをしてほしいんだ♣
僕の知り合いにちょっと変わった人間がいてね♠
彼は異常性欲者♥いわゆる見られる事により興奮する分類の人間なんだ♦
そこで坂本君♣
今から指定する日、指定する場所、指定する時間にこの場所に来てほしい♠
3月10日(金)23:00
さいたま市西区乳輪1-2-3
オッパイハウスD棟の前まで♥
僕の知り合いがこのアパートの一室で性行為を行うから、それを窓から小一時間ほど覗いてあげてほしいんだ♦
報酬は弾むよ♣
10万円支給する♠
時給10万円だよ❤悪くないだろ?♦
ただし条件があるよ♣
本人確認の為、この招待状を必ず持ってくる事♠
そして必ず一人で来ること♦
これさえ守れれば10万円は君の物だ♣
決して詐欺とかではないから安心してね❤
では、待ってるよ♠
幻影旅団(蜘蛛)より》》
招待状と呼ばれるものを読み終えた恭介の手が心なしか震えているように見える。
文字は全てゴシック体で印字されていて、どことなく奇妙さを醸し出していた。
「な、なんすかこれ??」
「さっき仕事から帰って来てポスト見たらそれが入っててさ~!!!なぁ?事件だろ~!!!??」
坂本が満面の笑みで答えた。
「ポストに???いや~、これなんかのいたずらですよ!!!招待状って………しかも指定する日が今日の23時って、もうすぐじゃないですか!!!」
恭介が壁掛け時計に目をやった。
先週、架純とディズニーシーに行ったときに買った、熊のプーさんの時計が午後20時を示そうとしている。
「あっ、コーヒーできました~♪どうぞ♪恭介さん、私にも見せて」
架純が二人の前に入れたてのコーヒーを持ってきた。
軽く会釈する坂本。
架純は恭介から招待状を受け取り、珍しそうにそれを見た。
約10秒ほど紙を見つめる。
「何も見えない………あっ、私目が悪いんでした!!!眼鏡眼鏡!!!」
架純は慌てて眼鏡を探しだした。おぼつかない足取りで辺りをウロウロと探索し始める。
「見えない、見えない、目が3になっちゃいます~」
《《★招待状★
初めまして坂本君♥
君は僕を知らない♠僕も君を知らない♣
だけど君に頼みがあってこの手紙を届けたんだ♠
何故、坂本君に頼むのかというのは今は言えない♥
でもここは一つ頼まれてくれないかな?♦
単刀直入に言うと君にアルバイトをしてほしいんだ♣
僕の知り合いにちょっと変わった人間がいてね♠
彼は異常性欲者♥いわゆる見られる事により興奮する分類の人間なんだ♦
そこで坂本君♣
今から指定する日、指定する場所、指定する時間にこの場所に来てほしい♠
3月10日(金)23:00
さいたま市西区乳輪1-2-3
オッパイハウスD棟の前まで♥
僕の知り合いがこのアパートの一室で性行為を行うから、それを窓から小一時間ほど覗いてあげてほしいんだ♦
報酬は弾むよ♣
10万円支給する♠
時給10万円だよ❤悪くないだろ?♦
ただし条件があるよ♣
本人確認の為、この招待状を必ず持ってくる事♠
そして必ず一人で来ること♦
これさえ守れれば10万円は君の物だ♣
決して詐欺とかではないから安心してね❤
では、待ってるよ♠
幻影旅団(蜘蛛)より》》
招待状と呼ばれるものを読み終えた恭介の手が心なしか震えているように見える。
文字は全てゴシック体で印字されていて、どことなく奇妙さを醸し出していた。
「な、なんすかこれ??」
「さっき仕事から帰って来てポスト見たらそれが入っててさ~!!!なぁ?事件だろ~!!!??」
坂本が満面の笑みで答えた。
「ポストに???いや~、これなんかのいたずらですよ!!!招待状って………しかも指定する日が今日の23時って、もうすぐじゃないですか!!!」
恭介が壁掛け時計に目をやった。
先週、架純とディズニーシーに行ったときに買った、熊のプーさんの時計が午後20時を示そうとしている。
「あっ、コーヒーできました~♪どうぞ♪恭介さん、私にも見せて」
架純が二人の前に入れたてのコーヒーを持ってきた。
軽く会釈する坂本。
架純は恭介から招待状を受け取り、珍しそうにそれを見た。
約10秒ほど紙を見つめる。
「何も見えない………あっ、私目が悪いんでした!!!眼鏡眼鏡!!!」
架純は慌てて眼鏡を探しだした。おぼつかない足取りで辺りをウロウロと探索し始める。
「見えない、見えない、目が3になっちゃいます~」