蜘蛛♠
第4章 誤算
俺よ!!ここは一端冷静になれ!!!
M奈……。後でたっぷり可愛がってやる。
全国生放送という最高の舞台で。
川澄は見事、本能に打ち勝ち理性を働かせた。
「だ………ダメだよM奈ちゃん……!S子ちゃん帰ってきたらどうするの?ここ玄関だし……帰ってきたらアウトだよ!」
M奈の右手を手で押さえつけ、そのまま体勢を起こそうとした。
が、なぜか力が入らない………
再びM奈に手を掴まれ、床に押さえつけられる川澄。
M奈の顔が近づく。
「圭ちゃま♪力が出ないんでしょ~?フハハ!!大丈夫だよ!S子はあと20分は帰って来ないよ~」
おかしい。
体格から見てもM奈に力で負けるはずがない。
M奈の能力か……?????
キスした相手の何かしらを下げる能力??
馬乗りになったときのみ発動する能力???
どちらにせよ、この状況から脱出しない限りM奈のペースは変わらない……。
川澄はオーラを全開にし腕に力をいれた。
不意に襲うM奈の唇。
またもや川澄はM奈にキスをされる。
深く濃いディープなキス。M奈の柔らかい舌使いに、意識が朦朧としてゆく。
やはりこの女………相当な能力者だ。
油断した……。完全に川澄の誤算だ。
川澄の抵抗力が低下したのを確認して、M奈は川澄のベルトを外し、ズボンとパンツを一気に下ろした。
あらわになるキノコの山。その頂上には我慢汁畑が瑞々しく茂っている。
それを見つめるM奈の視線。
「美味しそう~♪いただきまーす♪」
包み込むM奈の体温。ねっとりと温かいものが、川澄の肉棒を快楽の底へと引きずり込んでいった。
「美味しいよ圭ちゃま~♪あっ、動けないでしょ~?ごめんね~♪能力使っちゃった~♪どんな能力かは言えないニャー♪」
そう言って川澄の肉棒を、そのいやらしい唇と舌で弄んだ。
上下に動くM奈の上半身。大量の唾液がキノコの山の麓に湖を作った。
もし、名付けるならば「チン湖」と言ったところだろうか。
川澄はその状況を、ただ見守る事しか出来なかった。やはりM奈の能力が関係しているようだ。
動きたくても動けない。力も全く入らない。声すら出すことが出来ない。昔、経験した金縛りによく似ている。