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好き心少なからず

第16章 近付きたい~曽根崎×速水~

「それで、相棒が女の人に変わったら、笑顔にドキドキしたとか、ちょっとかっこいいみたいなのが多くて…」

口を尖らせると、うーんと唸って

「何か、違和感があったんだよね」

前言撤回。

そんな所突っ込むなよって、頭を抱えるパターンだ。

「でも、多分そのせい」

苦笑いを浮かべた俺に、速水はニヤリと笑うと

「主人公をイケメンにしておいた方が、今後映像化したときに展開がいいって作者が思ったんだよ」

「ははっ…すっげぇ深読み」

普通、小説読む時ってそんな気にしないだろ?

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