テキストサイズ

マジカル☆ステッキ

第4章 精霊ルークス



「剣を収めたほうが無難よ? これだけの目撃者がいるのなら罪にとらわれるのはアナタよ」

 勇気をだして庇ってくれたヨシヒロに「だいじょうぶよ」と声をかけ、アリサはオルスタンの前へと再び出る。

 どんな理由があるにせよ、人が人に攻撃魔法や武器を振るうことを悪意を持って行うことを禁じている。

 たとえアリサが悪態をつきオルスタンを怒らせたとしても、脅迫の目的として剣を突きつけた彼は言い逃れできない。

「オルスタン様、さすがにマズイです」

 それがわかっているからこそ、メガネの青年でさえもオルスタンをいさめるも興奮状態にいる彼の耳には届かない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ