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マジカル☆ステッキ

第4章 精霊ルークス



「礼を言われることはしてないよ。オルスタンの処罰もうやむやにしたし」

 ははっと、軽く笑みをこぼし冗談でもいうかのようにラックワードは答える。

「でも、ラックワードさんが居なかったらボクたち牢獄いきだったよね」

「まったくよ。完全にわたしたちは被害者だからね」

 バディ子の言うわたしたちとは勇者ハヤトとバディ子と言う括りであろう。

 アリサの記憶が正しければ、勇者ハヤトも貴族に楯突いてはいたが、それを突っ込むのは大人気ないと自粛する。


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