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マジカル☆ステッキ

第4章 精霊ルークス



 現に勇者ハヤトたちを巻き込み、謝っても許されないほどの迷惑をかけた。

 平民の味方であるラックワードがいなければ、それこそどうにもならなかったであろう。

「でもアリサ、今回はなんとかなったけど誰かまわずケンカを売るのはダメだよ」

「……わかってるわよ」

 不貞腐れた言い方だが、素直になれないだけで反省はしている。

 それはなんとなしにみんなわかっていて、あえて誰も責はしなかった。

 もとより、聞き分けのいい子ならこのような事態にもならなかったのだから。


 

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