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マジカル☆ステッキ

第4章 精霊ルークス



「ええっ、ラックワードさんは英雄なのに?」

「そうですよ、人々のために戦ってるのにそんなこと言う人たちなんて許せない」

 ヨシヒロとバディ子は、みんなが尊敬し憧れの存在である英雄なのに、そんな因縁をつけるなど信じられないという表情で驚きを見せた。

「そういう世界だからね。活躍すれば妬む奴もいる、足を引っ張るためには手段を選ばないってこと」

 だからこそ気をつけるんだよっと、ラックワードは警告をする。
 今回は難を逃れたが、相手が悪ければ打首になることだってある、と。

 一般的には違法とされていても、人に対しても武器で脅す人たちはいる。

 それは指名手配犯だったり、悪人と呼ばれるものたちだったり。そして、名のある貴族たちの中にもそういった輩は少なからず存在するのだと。

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