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eme

第2章 故郷

「……当たって……ます」
敬語になるミーシャ。

もはやこうなるとどうにでもなれ、と
逆に落ち着いてしまっているエメ。
「知ってる。……お互い様だろ」

エメには逆に、柔らかな胸が当たっている。

自分のわがままでこんなことになっている。
「なんか……ほんとにごめんね」

「謝るなよ。……俺は大丈夫だ」

「でも、これ……なんだか辛そうだよ?」

硬くなって主張しているそれに、触れる。
ピクッと動き、ミーシャは驚く。

「こらこら」

月明かりに照らされ、彼女はとても愛らしい。
エメの目線、その少し下から見上げて「ダメ?」
と聞く。

(ダメなやつだこれは)

「……ダメじゃないが、俺も触るぞ?お互い様だ」

「……いいよ」

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