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第2章 故郷

左腕はミーシャの頭のしたにあるため、右手のてのひらを胸の正面に慣れない手つきで当てる。
少し押し込むと、自分にはない柔らかさにエメは驚いた。
「……柔らかいな」

「……初めてなの?」

「ああ、……初めてだ。僕らは学者だから、
ある程度の知識はあるけど」

「……私も、初めてだよ」

「……いいのか?後戻りは出来ないぞ」

そういいつつエメは、初めて触った感覚に感動を覚えてしまい、胸をぷにぷにしている。

「……だってわたしのせいだし」

そう言った直後、ひゃんっと声が漏れる。
胸の弱い所を触れたようだ。

「っ!すまない」

「……大丈夫」

ミーシャもエメをパンツの上から、右手でゆっくり撫でる。左手は、胸を意識してか、口元にそえてあった。

「エメは……硬いね」

「うん」

さわさわと、形を確かめるように触る。

「ぴくぴくしてるのは、……気持ちいいの?」

「……恥ずかしいから聞くなよ。……なあ、
出してみてもいいかな?」

胸を撫でながら、ミーシャの目を見る。
ミーシャはエメと目を合わせ、恥ずかしがりながら視線を外した。

「いいよ」

エメがミーシャの服に手をかけると、ミーシャがそれを拒む。

「やっぱり待って」

「え?」

「……恥ずかしいから自分でぬぐよ」

「わかった」


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