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「大丈夫……ありがと」

エメは包まれる感覚と、すごく濡れているミーシャに動かずにはいられない。

「動くよ」

「うん……あぁんっ……ゆっくり…ね」

「承知した」

ゆっくりと肉をえぐるように動く。
こすれるたびに
亀頭の突起したところが、気持ちよすぎてジンジンする。

(これは予想以上の感覚だ)

(これはすごく……気持ちいい)

ミーシャは目を開ける。気持ちいいせいか、それとも上にのる鍛え上げられた肉体のせいか、
エメがとてもかっこよく見えた。
これが何故か理解できないまま、
また気持ちよさに変わる。

エメはまだ言われた通りに、ゆっくり動き続けている。

じっくりと動くたびに
じわじわと押し上げてくるピリピリとした新たな感覚に、声が我慢できないミーシャ。
中の水分は、とても増えてきている。

「うぁぁ……あん……だめ」

だめと聞いてピタリと止めるエメ。

「……ひどくして？」

上がってくる。それをなんとかこらえていたが、
ここでエメは何か、自分の中で外れる感覚を覚える。

「……承知した」

徐々にスピードをあげる。
互いの太ももがあたる音も激しくなり、
ミーシャの猫のような声も次第におおきくなる。

「ああ……あん!」

奥を付かれるたび、苦しさがあるのにそれを越える快感は、
脳まで物理的に襲ってきている。

びくびくっと、今まで感じたことのない感覚がミーシャを襲う。
エメを抱き寄せ、感覚を受け入れる。
二人の体の汗が、ひとつになる。

エメにも自分の限界が感じ取れた。

「いっちゃいます！いっちゃうよ！」

「うう……でる！」

エメは出しながら、それでも少し擦る。
ミーシャは足先までびくびくと痙攣する。

「あっあああ……あっちゅいぃ」

「ううっ……ふう」

中でお互いにひくひくと続く高揚感。

「んもう……いっぱいでたね。」

ミーシャはエメを抱き締めたままだ。

「……やめろよ……恥ずかしい」

エメは唇で
ミーシャの唇を塞ぐ。

さっきのキスよりも熱く、濃厚なキスをした。