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eme

第4章 変革の代償

「さてと。じゃあ、僕は行ってくるよ」

エメは伸びをしながら行った。

心配そうにミーシャが言う。
「……気をつけてね」

ミーシャはエメが領主を調べに行く事を知っていたが、あえてそれは口にはしなかった。
隣にいるレブロに心配をかけたくなかったからだ。

「では、レブロさん。お邪魔しました」

「おや、エメくん。用事かね?ではまたおいで」

エメは会釈をしたあと、歩く。
その背中を見送る二人。


しばらく歩くと、領主の城に近づくにつれ、民家は少しずつ裕福になっていく。

木造はレンガづくりに。レンガからコンクリート。
住んでいる人々の服装も少しずつ裕福になっていった。

領主の家が目前に迫る頃には、昼を過ぎていた。

大砲を持つゴーレムは、近くでみるとさらに大きく見える。

(やはり大きいな。)

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