
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸(改訂版)
第2章 衝撃的な出来事
季永さんは、私が一番敏感に反応した所を重点的に、撫でるような引っ掻くような感じで、私を感じさせて‥
「あっ‥んふっ‥季永‥さん‥はぁぁ!」
良く分からない何かが、私の中に溜まっていくのが分かる。
痛みと違和感を忘れて、私は季永さんの指の感覚ばかり追ってしまう‥‥
「あ!‥やぁぁ!
変っ‥胎内から何か‥
ぁぁ‥何も‥考えられない‥んっぁぁ!!」
知らない内に身体は跳ね、シーツを握り締めて、季永さんがくれる快感に、身体の中から何かが上って来て、私の意識を全て飲み込んでしまう!
「美紀‥イク?」
「いく‥?」
「快感が高まって、頭が真っ白になりそうでしょう?」
「んっ‥
う‥ん‥はぁぁ!!」
季永さんに引きずられるように、私の身体は宙に浮いたように強く、ブルッと雷みたいな衝撃が身体を駆け、私の頭を真っ白にして駆け抜け一気に弾けた!!
「あっあっ‥ああぁぁ!!」
これがイクという感覚‥
凄い‥‥
体中がおかしくなりそう‥‥
弾けた後に襲う脱力感にベッドに身を沈めて、息を荒くしている私‥
私の中に、こんな感覚があったなんて、今まで知らなかった・・
ボーっとした頭でも、季永さんが服を脱ぐ姿が見える‥
初めて見る、男の人の身体‥‥
優しい見掛けとは違い、均整が取れて引き締まった男らしい身体‥
これが男の人なんだと思ってしまう。
全てを脱ぎ捨てた後に、季永さんは引き出しをゴソゴソと‥何かを探しているみたい?
「???」
私が不思議そうに見ていると、引き出しの隅にあったらしい避妊具をようやく見付けて、私に笑い掛けて来る。
「美紀にもしもがあってはいけないからね‥
こういうのはマナーだよ」
「あっ・・・」
その時、初めて見た季永さんの‥‥
私は真っ赤になって、目を背けてしまう・・
その‥あんな形をしているの?
あれが私の胎内に??
期待よりも、その見た事が無い大きさに、恐さと不安の方が大きくなってしまう・・
