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【HQ!!】歌姫少女裏切りを知る

第3章 はじまりは

及「っそうだけど、泣くまでやらなくても・・・」

「・・・もう一度いいます。私は倉凪さんと同じ事をしただけです。私も泣きたいです。私は我慢してるんです。泣きたいことなんてたくさんあるんです。でも、ここで泣いたら、みんなに迷惑がかかるって。だから泣いてないですけど・・・」


「それでも普通に、何も考えずにただ見方を付けるために泣いている倉凪さんは、みんなの事、ちゃんと考えてますか・・・?」


倉「私っ、見方を付けようなんてっ、考えてませんっ!皆さんのことはっ、考えてますっ!部活サボってどっか遊び行ってる先輩と違ってっ!」

「・・・大きな言い掛かりですけど、そんなことはどうでもいいです」

及「良くないよ!」

「・・・及川君?」

及「遊び行ってるって、どういう事?花音は土曜日は用事があるから休むって言ってる。その用事は教えてくれない。それは遊んでるからなの・・・?」

貴方は、私を守ってくれるって、言ったよね?
まあ期待はしてなかったけど

「違います。断言できます。でもまだその用事は言えません。その時がきたら話しますね」

岩「その時っていつなんだよ」

「・・・そうですね。来月くらい、でしょうか。それまで待っててくれませんか?」

及「はぁ・・・練習再開してー!」

「私のせいで止めちゃってごめんなさい・・・」

国「花音さんだけのせいじゃないんで、大丈夫ですよ。」

「・・・ありがとうございます。国見君」

みんなは、どっちの見方に着くんだろう
まあどっちに着いても、結果は変わらない。

私は来月、東京に引っ越す。
いつも東京で収録してるから、交通費が悲惨なため、引っ越す
今日、先生方に言って、退部届けを貰う
引っ越す前日の朝練で渡す
そのころはきっと、敵と見方がはっきりすると思うから、ちょうどいいと思う

「・・・ドリンク、作りに行きましょうか。それと、」





―好感度、いや、見方を増やしたいなら、私がいないところで泣いた方が、見方、増えると思うんだけどなー?―





倉「・・・!?」ゾワッ

「じゃあ、行きましょうか?」

最高のショーを見せて?
希望に満ちあふれた顔を見せて?













絶望した顔を見せて?

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