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【HQ!!】歌姫少女裏切りを知る

第3章 はじまりは

眼鏡をかけて振り向く

花:松「・・・」

花巻君と松川君か

「盗み聞きは感心しないなぁ。花巻君。松川君。どうしてここにいるの?バレー部は屋上でご飯食べてるんじゃないの?」

花「えっと・・・」

松「・・・及川に、スパイ頼まれた」

花「おい!それ言っていいのかよ!?」

「そう・・・どこからどこまで聞いた?って、聞かなくてもわかるけどさ」

松「・・・最初から最後まで」

だよね。でも、私のオッドアイは見られてないよね

「まぁ信じる信じないはそっちの勝手だからどうでも良いけど、もしこれを他の人に話したりなんかしたら、容赦しないからね?」

花「信じる信じないって言われても、あの溝口君の反応見ちゃったらなぁ・・・」

松「信じざるを得ないよな・・・」

「・・・さて、屋上行きましょうか。まだご飯食べてないんでしょう?」

花「その前に言わせてくれ」

「何か言うことあるんですか?あぁ、なんで隠してたか、とかですか?」

花「っ、違げぇよ。俺、お前の事何にもしらねぇで勝手に悪い奴って決めつけてた」

松「それは俺も同じだ!俺も勝手に・・・」

「いいですよそんなこと。私も何も言わないのがいけないんですから。お腹すきました。屋上、早く行きましょう?」

「「・・・おう」」




花「及川ー戻ったぞー」

及「マッキーお疲れ☆」←

「及川君、人に盗み聞きさせるくらいなら自分で来てくださいよ」

松「本当だよなー」

倉「花音先輩っ!先生とどんな話してたんですかぁ?」

「「あっ・・・」」

「・・・何度も言いますけど、来月にはわかることです。それまでは誰にでも喋ることはできません」

倉「やっぱりぃ、部活サボって遊んでたことぉ、バレたんですかぁ?」

「だから、サボってないですし遊んでないです。ね、花巻君、松川君」

花「えっ!?あ、おう!」

松「そうだな」

及「えー!?教えてよぉー!」

「及川君が自分で来てたら知れたんですけどね」

及「グサッ」

「・・・花巻君、松川君。余計なこと言ったら怒りますからね」

花「わかってるって!」

松「大丈夫大丈夫」

私の秘密を知ってもいつも通りでいてくれるのは嬉しいかもな
で、

「・・・私はどこでご飯食べれば良いでしょうか」 
及「え?いつもの場所・・・あ」

倉「・・・?」

私の場所、取られてるんですけど

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