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KIND KILLAR

第1章 First love

S 「んで?なんなの?優しいから俺を殺してあげるってか?ふざけんなよ!?」



埒のあかない会話にキレた俺に、向かって今度は高らかに笑い始めた。



「もー、なぁにキレてんの?ほんっとそーゆーとこ変わんない。つまんないオトコね。」



S 「オマエだけには言われたくねぇよ。」



そう言い返すと、なにがおかしいのか、またケタケタと笑う。



「まあ、頑張って恋愛しなさいよ。無理でしょうけどね笑」



S 「っ・・・!!!!」



何様だよ。



殺し屋にかわって、と言われて素直に携帯を渡す。



これ以上、こいつと話していると頭が痛くなりそうだった。



智くんはそれから、二言三言会話をすると、ぷつりと通話を切った。



とにかく、生かしてもらえるのは、助かった、助かったけど・・・。



O S 「「やなオンナ・・・」」



一瞬の沈黙。



そしてすぐに、顔を見合わせて爆笑した。

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