
KIND KILLAR
第7章 What you see in your eyes
いつも万が一の時に備えて持っている仕事着が役に立った。
ロッカーにぐしゃりと突っ込まれた黒いタートルネックとスキニーパンツ。
素早く着替えて、銃を仕込んだラザーのジャケットを羽織る。
K「トモ・・・ごめん。」
泣きそうなカミヤマさんを尻目にかけて。
O「行ってきます。」
部屋から飛び出た。
そこからスクーターで20分ほど。
昼間にオレが勤めている会社に着いた。
O「すんません。オオノです。」
守衛室のインターホンに囁くと、
「ひ、ひゃいっ・・・!!今あけますっ!!」
・・・寝てたな、コイツ。
明らかにヨダレの跡をつけた守衛が出てきた。
まあ、こんな朝っぱらから会社に来るヤツなんかそうそういないもんな。
・・・まつにぃ以外。
あの人は朝誰よりも早く来る。
『重役出勤なんて、ホンモノのボスがやるもんじゃない。』といつも言ってた。
部下に雑用をやらせておいて、自分はぬくぬく寝る、とかいうのが性に合わない、とも言ってた。
それでほとんどの部下から慕われてたよな。
オレもまつにぃのそんなとこが大好きで。
そう、なんだ。
そんないい人が・・・乱射なんて無残な殺し方をするか?
オレもこーゆう職業だから、なんとも言えねぇけど。
・・・ねぇ、まつにぃ?
ホントに、カミヤマさんのご両親を殺したの?
カミヤマさんの告白から時間が経つにつれ、どんどん深まる疑念。
それは暗雲のようにオレの心に立ち込めた。
・・・しょーがねぇな、本人に聞くか。
考え事をしていたらいつのまにか着いた、社長室。
そのプレートを睨みつけ、深呼吸を一つする。
いく、か。
右脚を後ろに振りかぶって、社長室のドアに蹴り付けた。
ロッカーにぐしゃりと突っ込まれた黒いタートルネックとスキニーパンツ。
素早く着替えて、銃を仕込んだラザーのジャケットを羽織る。
K「トモ・・・ごめん。」
泣きそうなカミヤマさんを尻目にかけて。
O「行ってきます。」
部屋から飛び出た。
そこからスクーターで20分ほど。
昼間にオレが勤めている会社に着いた。
O「すんません。オオノです。」
守衛室のインターホンに囁くと、
「ひ、ひゃいっ・・・!!今あけますっ!!」
・・・寝てたな、コイツ。
明らかにヨダレの跡をつけた守衛が出てきた。
まあ、こんな朝っぱらから会社に来るヤツなんかそうそういないもんな。
・・・まつにぃ以外。
あの人は朝誰よりも早く来る。
『重役出勤なんて、ホンモノのボスがやるもんじゃない。』といつも言ってた。
部下に雑用をやらせておいて、自分はぬくぬく寝る、とかいうのが性に合わない、とも言ってた。
それでほとんどの部下から慕われてたよな。
オレもまつにぃのそんなとこが大好きで。
そう、なんだ。
そんないい人が・・・乱射なんて無残な殺し方をするか?
オレもこーゆう職業だから、なんとも言えねぇけど。
・・・ねぇ、まつにぃ?
ホントに、カミヤマさんのご両親を殺したの?
カミヤマさんの告白から時間が経つにつれ、どんどん深まる疑念。
それは暗雲のようにオレの心に立ち込めた。
・・・しょーがねぇな、本人に聞くか。
考え事をしていたらいつのまにか着いた、社長室。
そのプレートを睨みつけ、深呼吸を一つする。
いく、か。
右脚を後ろに振りかぶって、社長室のドアに蹴り付けた。
