
KIND KILLAR
第8章 wake up from a dream
Sside
S「じゅ〜〜〜んんん!!!」
J「はいはい。」
潤の家の高そうなワインを開けてもらって、呑むこと2時間。
途中から雅紀も合流して、酒の勢いに任せてぶちまけて。
『過去が…』みたいなことをまた仄めかされて。
また落ち込んで。
でもさ。
いや、心底反省してるし、マジで智くんに顔合わせられないな、とは思ってるんだけどさ。
丸一日会わなくなるとさぁ…?
S「んあー!!ダメだ!やっぱり智くんに会いたい!!!」
いい匂いで包まれたい!
おはよ。って、微笑まれたい!
しょぉくん、って、あの優しい声で呼ばれたい!!
J「はやくね?」
A「そーだよー。リーダーだってショック受けてるんじゃないの?」
そうは言いつつも、2人は呆れたように笑って。
J「ま、翔くんらしいけどね。」
A「翔ちゃんらしいねー!」
そう、見送り出してくれた。
S「ありがとう、2人とも。潤、ベッド奪ってごめんな!」
J「翔くん、紳士らしく!ね!!リーダーのこと、信じてあげてね。」
パタパタと玄関まで走ってきてスーツを渡してくれながら、微笑む潤。
A「その意気だよ、翔ちゃん!!ガンバって!」
その新妻のような潤を追いかけて、ガッツポーズをしてくる雅紀。
ありがとう2人とも。
2人の声援を胸に、駅まで走った。
電車に飛び乗った時には汗だくで。
OLに迷惑そうな顔をされたけど気にしない。
最寄り駅について、そこから10分またダッシュ。
家に着いた時には、新陳代謝の良さが裏目に出て、俺の身体はびしょびしょになっていた。
智くん、ちゃんといるかな。
メシとかどうしたんだろ、ちゃんと食ったのかな。
俺のこと、怒ってるかな。
ちゃんと、話してくれるのかな。
浮かぶのは、ネガティブな考えばかり。
S「やめだ!やめ!!」
このままだと一生入れない気がして、目をつぶって勢いでドアの鍵を開けた。
靴を脱ぎ散らかして、身体を色んなとこにぶつけつつも、リビングに目をつぶったまま飛び込む。
そして、恐る恐る目を見開くと…。
S「なに、してんだよ……。」
智くんがにのをソファで押し倒していた。
S「じゅ〜〜〜んんん!!!」
J「はいはい。」
潤の家の高そうなワインを開けてもらって、呑むこと2時間。
途中から雅紀も合流して、酒の勢いに任せてぶちまけて。
『過去が…』みたいなことをまた仄めかされて。
また落ち込んで。
でもさ。
いや、心底反省してるし、マジで智くんに顔合わせられないな、とは思ってるんだけどさ。
丸一日会わなくなるとさぁ…?
S「んあー!!ダメだ!やっぱり智くんに会いたい!!!」
いい匂いで包まれたい!
おはよ。って、微笑まれたい!
しょぉくん、って、あの優しい声で呼ばれたい!!
J「はやくね?」
A「そーだよー。リーダーだってショック受けてるんじゃないの?」
そうは言いつつも、2人は呆れたように笑って。
J「ま、翔くんらしいけどね。」
A「翔ちゃんらしいねー!」
そう、見送り出してくれた。
S「ありがとう、2人とも。潤、ベッド奪ってごめんな!」
J「翔くん、紳士らしく!ね!!リーダーのこと、信じてあげてね。」
パタパタと玄関まで走ってきてスーツを渡してくれながら、微笑む潤。
A「その意気だよ、翔ちゃん!!ガンバって!」
その新妻のような潤を追いかけて、ガッツポーズをしてくる雅紀。
ありがとう2人とも。
2人の声援を胸に、駅まで走った。
電車に飛び乗った時には汗だくで。
OLに迷惑そうな顔をされたけど気にしない。
最寄り駅について、そこから10分またダッシュ。
家に着いた時には、新陳代謝の良さが裏目に出て、俺の身体はびしょびしょになっていた。
智くん、ちゃんといるかな。
メシとかどうしたんだろ、ちゃんと食ったのかな。
俺のこと、怒ってるかな。
ちゃんと、話してくれるのかな。
浮かぶのは、ネガティブな考えばかり。
S「やめだ!やめ!!」
このままだと一生入れない気がして、目をつぶって勢いでドアの鍵を開けた。
靴を脱ぎ散らかして、身体を色んなとこにぶつけつつも、リビングに目をつぶったまま飛び込む。
そして、恐る恐る目を見開くと…。
S「なに、してんだよ……。」
智くんがにのをソファで押し倒していた。
