
KIND KILLAR
第10章 Spin-Off
Ok「俺らって、あの事務所で唯一の日本人のグループだったじゃん?」
たしかに、俺ら以外はほとんど外国人だったな。
Ok「だから、東山さんが2人のこと心配しちゃっててさ。同郷のアイツらは困ってねぇか、ちゃんと食ってけてんのかー!って。」
後輩思いのあの人らしいな 笑
O「んで、2人はパシられたんだ。」
そうニヤつくと、健ちゃんの頬がぷくっと膨れた。
K「人聞きの悪いこと言うなよ!第一、一番の問題児は大野じゃん。」
O「まぁそうなんだけどね!」
ちょっと前に戻ったみたいに、4人で笑っていると。
N「・・・相葉さん?さすがにここはマズイから、とりあえず秘書室にお連れしよう?」
控えめにニノが相葉ちゃんの袖を引っ張ってそう言った。
O「マズイってなに・・・あぁ、なるほど。」
さっきの健ちゃんがチラつかせた拳銃のせいで、ザワつくロビー。
A「さすがオレのにのちゃん♡気が利く♡♡ありがとう♡♡♡」
いつも通りデレっとした顔をして、ニノの手をとると、
A「こっちこっち!2人ともはやくー!」
きゃんきゃん言ってるニノを引っ張って、軽い足取りで直通エレベーターに走っていく相葉ちゃん。
Ok「おい、相葉!落ち着けって!」
K「あいっかわらずバカだなぁ!」
O「健ちゃんにだけは言われたくないと思うよ?」
そう軽口を叩きながら、追いかけた。
