
KIND KILLAR
第10章 Spin-Off
N「おふたりとも、何飲まれますか?お茶?」
K「日本茶あるの?じゃ、それで!」
Ok「俺も同じのを。突然来たのに申し訳ない。」
にこ、と笑って、秘書室からニノが出ていくのと同時に。
K「かっわいいなぁ、あの子。相葉のコレ??」
悪戯っ子みたいな顔で、小指をくいくいとやる健ちゃんを。
A「狙わないでよ??マジで。」
本気で睨みつける相葉ちゃん。
その真剣な表情を見て、2人は驚いたんだろう。
少し目を丸くすると。
Ok「変わったな・・・相葉。」
K「ほんっと、昔の廃れ具合が嘘みてぇ。」
と、嬉しそうに笑った。
O「たしかに相葉ちゃん、仕事終わるとすぐに女のコ引っかけるわ、チンピラと喧嘩するわ、さいっあくだったもんね。オレらと東山さんの言うことしか聞かなかったし。」
昔のこの人は、まるで生きるのをなんとも思ってなくて。
まさに、人生を棒に振る、って感じだった。
それが今は。
A「ああああもうほんっと迷惑かけてごめん!!」
なんだろうな・・・余裕が出てきた?って感じ。
それが2人にも伝わったんだろう。
一緒に優しく目を細めてから
Ok「大切にしろよ。」
K「逃がすんじゃないよ?」
お茶を持ってきたニノを横目に、ウインクをかましてた。
