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KIND KILLAR

第4章 Robust you

S「さ・・・っとしくんっ?!ちょっ?!」



キキキッと不吉な音を立てて、リムジンがあり得ない方向に曲がる。



ぐわんぐわんと世界が揺れた。



俺と潤が体勢を崩すくらいだ。



体重の軽いニノは吹っ飛ばされそうで。



それを庇いながら雅紀が叫ぶ。



A「リーダー!!??どーしたの!!」



O「・・・後ろ。つけられてる。」



前のダンプカーを追い越しながら智くんが応える。



S A N J「「「「へ??」」」」



4人で揃って後ろを向こうとすると・・・。



O「見るな!翔くん、ニノ、潤はしゃがめ!相葉ちゃんだけ見ろ!いい!?絶対振り返んなよ!」



智くんの緊迫した声が響いた。



N「・・・っでも!」



ニノが意外にも反抗する。



A「和、オレは大丈夫だから、ね?リーダーの言う通りしゃがんでて?」



N「・・・気をつけなさいよ。」



小刻みに震えるニノと潤を座席の下に押し込んでから、俺も下に潜り込む。



その時、後ろを振り返る雅紀の顔が引きつるのが見えた。



A「あのRV車だね?あの運転技術・・・。オレらと同じ業界かな。」



O「だと思う。とりあえず、拳銃。構えといて。」



A「わかった。」



かちゃり、と雅紀が銃を構えた音が聞こえて、ようやく実感が湧いてくる。



いつ聞いてもこの金属音は慣れない。



ニノや潤もそうなのか、身体を強張らせた。



そして。



パン!



と乾いた音とともに、俺たちのリムジンの側の地面が撃たれた。

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