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KIND KILLAR

第1章 First love

眠たそうだけど、芯のある瞳。



高い鼻梁に、薄い唇、しなやかな身体。懐かしいその顔は・・・。



S 「智くん?」



O 「おわー!翔くんじゃん!!久しぶり!!元気だった??」



懐かしい母国の高校時代の同級生が、そこにいた。



いや、同級生どころじゃない。俺の1番の友人だった、大野智だった。



通りで、危機感がしなかったわけだ。



幼馴染の姿でむしろ、本能的に安心していたんだろう。



それにしても。



S 「俺は、元気だよ。元気だけどさ。智くん、何してんの?」



O 「えー。まあ、殺し屋?」



S 「は?」



爆弾発言を投下しながら、ソファーに座り込む智くん。



ちょっと待てよ。



意味がわからない。

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