
KIND KILLAR
第4章 Robust you
開いた扉からくるりと前転して飛び込む雅紀。
すぐに拳銃を取り出して、バン、バン!と敵を仕留める。
ワンテンポ遅れて突入した俺は、これまた鈍臭いことに、智くんを見つけられずにいた。
S「くそっ!どこにいるんだよっ!智くんっ・・・!」
どれだけ左右を見渡しても、あの人の小さな身体は目に入らない。
そんな中、敵がある柱の周りから動かないことに気がつく。
まるで、誰かを庇うみたいに柱に沿って男が並んでいるのはあまりにも不自然だ。
でも、肝心の守られているものがわからない。
首を伸ばして見ようとしていると、雅紀が撃った弾が、耳を掠めた。
・・・とにかく端によってから考えよう。
そう思って壁にもたれかかると、よこにハシゴがあるのが見えた。
もしかしたら、上からなら見えるんじゃ?
そう思って、音を立てないように倉庫の二階に上がる。
顔だけ柵から突き出してそうっと下の様子を伺うと・・・。
S「智くん・・・。」
そこから見えたのは柱に縛り付けられたあの人だった。
意識はあるんだろう。
必死に縄を解こうとしているのは見える。
でも、何重にも巻かれたそれは、千切れそうになかった。
S「っ・・・智くっ・・・!」
叫びそうになって、慌てて口を塞いだ。
こんなところでヘマしてたまるか。
さて、どうする?
雅紀は動き始めた敵の相手で手一杯だ。
だからと言って、今から潤を呼びに行くのは、危険すぎる。
そう考え込む俺の目にふいに隅に投げ出されたロープが見えた。
すぐに拳銃を取り出して、バン、バン!と敵を仕留める。
ワンテンポ遅れて突入した俺は、これまた鈍臭いことに、智くんを見つけられずにいた。
S「くそっ!どこにいるんだよっ!智くんっ・・・!」
どれだけ左右を見渡しても、あの人の小さな身体は目に入らない。
そんな中、敵がある柱の周りから動かないことに気がつく。
まるで、誰かを庇うみたいに柱に沿って男が並んでいるのはあまりにも不自然だ。
でも、肝心の守られているものがわからない。
首を伸ばして見ようとしていると、雅紀が撃った弾が、耳を掠めた。
・・・とにかく端によってから考えよう。
そう思って壁にもたれかかると、よこにハシゴがあるのが見えた。
もしかしたら、上からなら見えるんじゃ?
そう思って、音を立てないように倉庫の二階に上がる。
顔だけ柵から突き出してそうっと下の様子を伺うと・・・。
S「智くん・・・。」
そこから見えたのは柱に縛り付けられたあの人だった。
意識はあるんだろう。
必死に縄を解こうとしているのは見える。
でも、何重にも巻かれたそれは、千切れそうになかった。
S「っ・・・智くっ・・・!」
叫びそうになって、慌てて口を塞いだ。
こんなところでヘマしてたまるか。
さて、どうする?
雅紀は動き始めた敵の相手で手一杯だ。
だからと言って、今から潤を呼びに行くのは、危険すぎる。
そう考え込む俺の目にふいに隅に投げ出されたロープが見えた。
