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KIND KILLAR

第4章 Robust you

これなら。



ある程度の長さもあるロープを手に取ると、その近くの柱に結びつけてみる。



引っ張ると、結構頑丈なのがわかった。



S「よし。」



悩んでいる暇はない。



そのロープを掴むと、助走をつけて、一気に智くんの元へと飛び出した。



S「おわああああああっっっ!!!」



足が柵から離れた瞬間、思い出す。



そういえば俺、高所恐怖症!!



命綱もなく空中に浮かんでいる恐怖に、カラダ中の毛穴が開いている気分になる。



S「おわっ!おわわわわっ!!」



そのまま智くんが縛り付けられている柱に突っ込んだ。



「なんだ?!何か飛んで来たぞ!!」



そう動揺した柱の周りの男たちを雅紀が射止めていく。



A「早く!リーダーの縄切ってあげて!!」



S「おうっ!」



ナイフをもらっておいてよかった。



ザクザクと縄に切れ目を入れると、その音に反応した奴らがいた。

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