
KIND KILLAR
第5章 What is this feeling?
エスパーによって、ガラリと開けられた扉。
くるりとあたり一面を見渡すどんぐり眼。
あーもうそんな獲物探してるみたいな目で見ないでよ。
どうかバレませんよう、「それ、なに?」
バレんのはや。
翔くんの指の先には、さっきの袋。
O「・・・ああ!それ、ね!」
こうなったら逃げ切れ、オレ!
O「気に入らなかったからさ。ちょっと・・・ね?」
そう言うと、少し考え込む様子の翔くん。
S「それ、この前貴方が気に入ったって言ってた風景画でしょ。」
O「なんで知っ・・・!!」
目をひん剥くオレと、自慢げな翔くん。
S「俺が、智くんのことで知らないことはないから。」
O「気持ち悪い。」
そう返すと、ハハッと乾いた笑い声を上げた翔くん。
でも、次の瞬間には真面目な顔に戻って、また尋問。
S「ホントは?誰にやられたの?」
O「ひいっ・・・!」
だから怖いんだって!
可愛い目が、人を刺すように細められてて、普段とのギャップで五割り増しに怖い。
O「だれでも・・・ないよ?」
・・・物怖じはしてるけど、足掻いてみる。
まあ、そんなの翔くんには通用しなくて。
薄く(ババくさい)微笑みまで向けてきやがった。
S「嘘つかないの。だれ?・・・わかんないの?」
やめて、それ以上オレの心読まないで泣
無理だ。
これ以上、この人と攻防はできない。
こうなったら、
オレ、逃げます!はぐらかします!!
だって無理だもん!
翔くんに刃向かうのとか、5000年はやいもん!!
O「大丈夫だから!帰ろ!」
出来るだけ目を合わさないように意識するも、翔くんの視線がぐりぐりとオレをえぐるのを感じる。
何か違う話・・・
O「あ、そういえば。なんで自主練ないの?」
リュックサックに手を伸ばしながら、頑張って絞り出した質問。
そんなオレの必死の対抗も虚しく・・・
O「!?ちょっ・・・あぶなっ!」
翔くんは、オレを壁に押し付けた。
くるりとあたり一面を見渡すどんぐり眼。
あーもうそんな獲物探してるみたいな目で見ないでよ。
どうかバレませんよう、「それ、なに?」
バレんのはや。
翔くんの指の先には、さっきの袋。
O「・・・ああ!それ、ね!」
こうなったら逃げ切れ、オレ!
O「気に入らなかったからさ。ちょっと・・・ね?」
そう言うと、少し考え込む様子の翔くん。
S「それ、この前貴方が気に入ったって言ってた風景画でしょ。」
O「なんで知っ・・・!!」
目をひん剥くオレと、自慢げな翔くん。
S「俺が、智くんのことで知らないことはないから。」
O「気持ち悪い。」
そう返すと、ハハッと乾いた笑い声を上げた翔くん。
でも、次の瞬間には真面目な顔に戻って、また尋問。
S「ホントは?誰にやられたの?」
O「ひいっ・・・!」
だから怖いんだって!
可愛い目が、人を刺すように細められてて、普段とのギャップで五割り増しに怖い。
O「だれでも・・・ないよ?」
・・・物怖じはしてるけど、足掻いてみる。
まあ、そんなの翔くんには通用しなくて。
薄く(ババくさい)微笑みまで向けてきやがった。
S「嘘つかないの。だれ?・・・わかんないの?」
やめて、それ以上オレの心読まないで泣
無理だ。
これ以上、この人と攻防はできない。
こうなったら、
オレ、逃げます!はぐらかします!!
だって無理だもん!
翔くんに刃向かうのとか、5000年はやいもん!!
O「大丈夫だから!帰ろ!」
出来るだけ目を合わさないように意識するも、翔くんの視線がぐりぐりとオレをえぐるのを感じる。
何か違う話・・・
O「あ、そういえば。なんで自主練ないの?」
リュックサックに手を伸ばしながら、頑張って絞り出した質問。
そんなオレの必死の対抗も虚しく・・・
O「!?ちょっ・・・あぶなっ!」
翔くんは、オレを壁に押し付けた。
