
KIND KILLAR
第5章 What is this feeling?
それからまた1週間が経った。
風景画が破られて以来、何も起こっていなくて、安心していたオレ。
それが間違いだった。
S「んー!疲れたー。智くん、今日は部活?」
O「そうだね。行こっかなぁ。」
S「じゃあロッカールームで待ち合わせね。頑張って。」
O「ん。翔くんも。」
部活に行くという翔くんと別れて、美術室に向かう。
いつも通りに美術室に向かって、いつも通りに美術室のドアを開けると・・・「へ?だれ?」
暗い中で、誰かがコソコソと動いていた。
オレが声をかけると、びくりと跳ね上がったそいつの肩。
O「何か、用事ですか?なら電気・・・」
気を遣って明かりをつけて気づいた。
そいつの手に握られてるのがキラリと光ったことに。
・・・あれは、カッターナイフ。
O「まさか、アンタ・・・っ!」
それを見て、今までズタズタにされてきたオレの作品たちを思い出した。
O「オマエが、オレの絵を、破いたのか・・・!?」
振り向かないそいつに、堪忍袋の尾が切れた。
O「なんとか言えよ・・・っ!!!」
ツカツカと歩いて、そいつの肩に手をかけて振り向かせると・・・。
O「おまえ・・・!」
顔を見ると、翔くんの幼馴染だというクラスメイトだった。
入学したてのころは、翔くんの一番の親友だった、と思う。
お揃いの金髪だったし、家も近いみたいだし。
でも、オレと仲良くするようになってからあまりつるまなくなったみたいだし。
だから、オレとこいつを繋ぐものは何もなくなってるはず。
O「なんでこんなこと・・・?」
黙りこくって下を向いたままの奴に、もう一度声をかける。
O「なあ・・「うぜえんだよ!!」
キンと怒鳴り声が響いた。
風景画が破られて以来、何も起こっていなくて、安心していたオレ。
それが間違いだった。
S「んー!疲れたー。智くん、今日は部活?」
O「そうだね。行こっかなぁ。」
S「じゃあロッカールームで待ち合わせね。頑張って。」
O「ん。翔くんも。」
部活に行くという翔くんと別れて、美術室に向かう。
いつも通りに美術室に向かって、いつも通りに美術室のドアを開けると・・・「へ?だれ?」
暗い中で、誰かがコソコソと動いていた。
オレが声をかけると、びくりと跳ね上がったそいつの肩。
O「何か、用事ですか?なら電気・・・」
気を遣って明かりをつけて気づいた。
そいつの手に握られてるのがキラリと光ったことに。
・・・あれは、カッターナイフ。
O「まさか、アンタ・・・っ!」
それを見て、今までズタズタにされてきたオレの作品たちを思い出した。
O「オマエが、オレの絵を、破いたのか・・・!?」
振り向かないそいつに、堪忍袋の尾が切れた。
O「なんとか言えよ・・・っ!!!」
ツカツカと歩いて、そいつの肩に手をかけて振り向かせると・・・。
O「おまえ・・・!」
顔を見ると、翔くんの幼馴染だというクラスメイトだった。
入学したてのころは、翔くんの一番の親友だった、と思う。
お揃いの金髪だったし、家も近いみたいだし。
でも、オレと仲良くするようになってからあまりつるまなくなったみたいだし。
だから、オレとこいつを繋ぐものは何もなくなってるはず。
O「なんでこんなこと・・・?」
黙りこくって下を向いたままの奴に、もう一度声をかける。
O「なあ・・「うぜえんだよ!!」
キンと怒鳴り声が響いた。
