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KIND KILLAR

第5章 What is this feeling?

でも、それも束の間だった。



「チビのくせに調子乗んなって!」



O「うっ・・・っ!!」



ガッと鳩尾に蹴りを入れられて力が抜けた瞬間、形成逆転。



一気にオレが窓に押し付けられてしまう。



O「くっそ・・・離せよっ!!」



どれだけ睨みつけても、意味はないようで。



「無理に決まってんじゃん。どうせ櫻井に言いつけるんだろ?それわかってて離すかっつーの。」



バーカ。とオレを嘲笑う。



いちいち腹が立つな、コイツ。



少し高いところにある瞳を睨みつけると、そんなオレを舐めるように下から上まで眺め回し始めた。



O「なんだよ。」



そんな今まででないくらいの眼力を出しているはずのオレに、独り言のようにつぶやいた。



「このまま永遠に窓でくっついてる訳にもいかないしな。」



下卑た笑いを浮かべながら、続ける。



「たしかにそこらのオトコよりは可愛い、か。抱けなくはないな。」



O「・・・は?」



抱ける?だれを?







オレ!?



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