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KIND KILLAR

第6章 Repeat over and over.

O「んあっ・・・!!!やめ、っ・・・。」



そのまま口をスライドして、ちゅ、ちゅと音を立てて、首筋を吸うといい声で喘ぐ。



もっと下まで吸い付きたい。



けど、着ている黒のタートルネックがぴっとりと彼の身体を覆ってしまっている。



キスしたいのに。



・・・邪魔だな。



ってそっか、脱がせればいいんだ。



ただ脱がしてしまうんじゃおもしろみもないし。



そう思って、それを引き上げて、腕で止めてみた。



すると、いっぺんに軽い拘束具のようになったタートルネック。



O「ね・・・なんか、ヤダっ、はずかしっ!!!」



智くんは、真っ赤に染め上げた顔をそらして言うけど。



その手首が、拘束されているせいで、俺がキスする度、ガクガクと震えて。



いやいや、と首を振るその姿は、何とも言い難いほど、



卑猥で。



エロティックで。



見るもの全てを惑わせる。



俺も例外じゃない。



ただこの目の前の艶かしい彼をぐちゃぐちゃにしたくてしょうがなかった。



おびえたように俺を見るその眼差しも、このむちゃくちゃな気分をあおるだけ。



ふと彼の身体を見ると、まだ白いシャツで覆われていて。



・・・邪魔だな。



またそう思って、一気に破くと、びっくりして丸くなった瞳が俺を不安そうにゆらゆらと見つめる。



S「それも煽るだけだって・・・。」



O「へ・・・?」



無自覚色気発動マシーンの、そのつややかな身体に吸い付いた。


すると智くんは今までにないくらいに抵抗した。



O「あぁっ・・・。ね、あとがっ・・・痕がついちゃうからぁっっ!!!」



S「大丈夫。服を脱がなきゃわかんないよ。」



自分でもなんだそれ、って理屈だけど。



おさえらんねぇんだよ・・・この気持ち。



自分の欲望に従って、何度も何度も白い肌に吸い付く。



ああ、さいっこう・・・。



快楽に溺れていたその時、プルルルルル、と電話の着信音がした。


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