笑い、滴り、装い、眠る。
第8章 花梨―唯一の恋―
「絵?」
准「ああ…」
柔やわと俺のモノに泡を塗りたくりながら会話を続ける。
准「もうちょっとマシな絵が描けるようになりたいんだと?」
「いやっ…でも、俺なんかに頼まなくても…」
准「お前がいい、って言ってんだよ?アイツが。」
「アイツ、って?」
しつこいぐらいに俺のモノを擦りあげられて俺は、やめてくれ、とばかりに前屈みになった。
准「弟だよ?」
「お前の弟が何で俺を?」
准「そんなこと知らねぇよ。」
「准一。」
准「何だよ?」
「も…いい。自分でやる。」
准一に、俺のモノを触らせないように前屈みのまま睨み付けた。
准「どうした?そんなイヤらしい目で俺を見たりして?」
はあああっ!!全然見てねぇし?
准「そっか。さては俺とヤりたくなったか。」
俺の先から滲み出てきたものでヌルつく泡を見て笑う。
「ち、ちげぇし?て……ちょっ…お前、何して……?」
俺の腰を持ち上げる手に血の気が引いていった。
「だから、そういうことじゃなくてだな?」
准「解してないけど、さっきまでヤってたから大丈夫だろ?」
「やっ…だ…あああああっ…!」
なし崩しでまた、俺はこの男に貫かれてしまった。
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