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笑い、滴り、装い、眠る。

第8章 花梨―唯一の恋―



「えっ?マジで?」


准「うん。アイツ、今度のテスト、絶対学年でトップ取るから、って親父たちに頭下げてた。」


「へぇ…」



俺から絵を習いたい、という翔の熱の高さに驚く。



准「ちょっと引くだろ?」


「いや…別に……っ!」


ローションを纏わせた指先の冷たさに体が跳ねた。



准「それにしても随分敏感になったな?」


「そんなん当たり前……んぁっ…」



グチュグチュとイヤらしくナカを掻き回す音にさえ感じてしまう。



それもそのはず、



カラダと引き換えに「お小遣い」をくれていたオヤジたちとはキレイさっぱり切れ、



週一のペースでここに来てセックスに耽っていた。


もちろん、破格の「お小遣い」も貰えるし。



「あのさ…」


准「何だよ?」



もうそろそろ挿れようか、って時に話しかけると、無茶苦茶機嫌悪そうに返してきた。



でも……



「お前ら全然似てないけどホントに兄弟………んあっ!!」



無遠慮にナカに挿入ってくる圧迫感に声が上がる。



そして、動くぞ?とも言わずに准一は抽挿を始めた。



「あっ………ちょ…やっ…」



以前から抽挿の度に抉られる感覚はあったものの、今は、



体の奥底を貫かれるんじゃないか、ってぐらいにガンガンと突き上げられた。


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