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笑い、滴り、装い、眠る。

第16章 a little guy



智side


あのあとの話をすると、



僕の勉強のモチベーションを上げるのに、志望校に合格したらディズニーランドに連れてってくれる、ってなって、



まーくんと二宮くんに話したら、まーくんは羨ましがったけど、二宮くんは、


和「ディズニーランドでデートですか。」


「えっ!?デ、デート?」

和「だってそうじゃない?好き同士だし、付き合うんでしょ?」


「つ、付き合うなんて…」


和「彼女のいない我々の前で堂々とのろけないで下さいよ、まったく…。」


雅「おーちゃんと翔ちゃん、付き合ってんの?」


和「だから言ってるじゃない?」



追及してくるまーくんにイラつきながらも二宮くんは答えた。



雅「……男の子と女の子じゃないのに?」



忙しそうにコントローラを操る手を止めた。



和「……ダメなの?男同士じゃ?」



二宮くんの言葉に、僕もまーくんも呆気に取られ、バカみたいな顔で二宮くんの次の言葉を待った。



和「同じ人間だから別にいーじゃない?」


雅「そうだけどさあ?」


和「でも、潤にぃの好きな人も男の子だもん。」


雅「……マジ?」


和「しかも、大野さんのことが好きなんだよ?」



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