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笑い、滴り、装い、眠る。

第16章 a little guy



自分から……



すると、以前、風邪を引いた櫻井さんの世話をするよう松本さんに呼び出されて行った時、



汗だくの櫻井さんを着替えさせるよう言われ、



恐る恐るジャージを脱がせようとした時に見てしまった、



適度に鍛えられた腹筋に目を奪われた。



す…スゴい腹筋。



体を濡れタオルで拭くどさくさで触ってみたりして、



一人でドキドキしていた。



背後に視線を感じて振り向くと松本さんがニコニコしていた。



見られたかな?



僕は急いで櫻井さんにパジャマを着せ、松本さんに手伝ってもらって寝室に運んだ。



潤「あとは俺がやっとくから家に帰った方がいい。」


「え?」



でも、僕に櫻井さんの看病してほしいから来い、って行ったんじゃあ?



送っていくよ?と、松本さんに強引に車に乗せられ、自宅まで送ってもらった。



ちょっとモヤモヤしたけど、うちの親が厳しいことは松本さんも知っていて、



何かあったら知らせるから、とそのまま帰っていった。



結局、櫻井さんの体調が回復しても松本さんからの連絡はなく、



代わりに櫻井さんから看病のお礼の連絡がきた。



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