笑い、滴り、装い、眠る。
第16章 a little guy
俺の下で、智くんが驚いたように見上げている。
そりゃそうだ。男の子相手に勃ってんだから?
だが、ほぼほぼ同時に俺の下腹部にも違和感を感じ、まさか、と思って智くんを見ると、智くんは両手で顔を覆い隠した。
まさか…智くんが俺に感じてくれてる?
静かに智くんの上から降り互いの変化を確認する。
すると今度は顔を隠していた筈の手はその場所に大事そうに置かれていた。
智「そんなにじろじろ見ないでよ?」
「……何で?」
智「何で、って……?」
「俺に感じてくれてんでしょ?」
智くんの手を退け、パジャマのズボンに手をかけた。
智「え…あ…ちょっと待っ……」
「このままにしておくと体に悪いよ?」
智「で……でも、どうするの?」
「どうするのか、って?」
智くんのガードが緩んだスキにズボンと下着を一気に取っ払った。
智「やっ…!」
尚も隠そうとする両手を纏めあげて、智くんの頭上に固定した。
智「どうする…の?」
「……こうするの。」
俺は勃ちあがりかけたその場所を握った。
「痛い思いする前に気持ちよくなっとこうか?」
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