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恋人は王子様…!

第7章 眠れる森の… sideM

あ…

目を開けるとカズが隣りで眠っていた

そっか
カズの家に来てたんだ

「…やっちまった」

疲れで爆睡してた

甘い言葉一つ囁いてない

「…カズ、ごめん」

あー…それにしても、寝顔可愛い

欲情しそう

「潤くん…?」

カズのまつ毛が揺れて、ゆっくりまぶたがあがる

「…カズ」
「潤くん」
無言で抱きしめてくるカズ。
「なに、カズ」


「潤くん…して?」

起きがけでおねだり。
可愛いくておかしくなりそう。

「潤くん」

「んん…」
ゆっくり唇を近づける。
「ねぇ、もっと激しくして?」

今日は煽るね?

「潤くんの顔、見てるだけでやばい」

カズが身悶えるようにシーツに背中を擦り付ける。

可愛いすぎる。
なのに…あまりの疲労に身体が反応してくれない。
ここしばらく、ミスターや学祭の準備で寝れてなかった。

どうしよう
ここまで誘わせて、これじゃ

「好き…」

カズは呟くと唇を押し付けてきた

「潤くんが好き」

なぁ…それは反則でしょ

疲労が嘘みたいに身体が熱くなる

「カズ、俺も」

下腹部を重ねるとカズがまた身をよじる

それが刺激となって、声が出る

服の上から互いを何度も擦りあわせる

「こんなプレイ…あんの?」

息の乱れたカズが物欲しそうに喘ぐ

「…わかんない」

ズボンに手をかけたカズの腕を止める

「まだ大丈夫でしょ?」

「もう、だめ。」

そんな顔されると、いじめたくなるよ

「まーだ」

いや、俺も限界なんだけどね

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