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もっとぐちゃぐちゃにして、

第6章 日常に戻る

「どした、お前もテンション低いな」

「休日出勤なんて楽しめる人のほうが少ないですよ…」

「たしかにな〜」

はは、と笑う先輩は仕事大好きな人だ。そこまで苦じゃないのだろうが、そんな先輩でも少しつかれた顔をしている。

「…なんか疲れてません?」

「昨日色々バタバタしちゃっててさ、疲れが取れてないんだよな〜」

「大変ですねぇ」

適当か!と笑う先輩を横目に資料を打ち込んで行く。休日出勤は早く終わった人から帰っていいことになっている。早くやるだけ早く終わる。いくら好きな人でも、私の睡眠欲には勝てないのだ。私が仕事に集中しだしたのを見て、先輩は自分のデスクに戻っていった。少しだけ、ほんの少しだけほっと息をついて、作業に没頭した。

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