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運命の人

第1章  出逢い

まりな
(わたしそんな変な内容書いたんかなー?)

まりな
『藤原さんて名前源氏名みたいですね。』

面接官
『よく言われるんですよ。』

まりな
『キラキラしてますもんね。笑』



結局、面接中わたしは1人で東京旅行に1週間行ったことを話して終了した。


ただ、もう一度あの人に逢いたかった。


とても品があって、落ち着いていて、素敵だった。



その日は、面接官藤原さんのことで頭がいっぱいで
その後のバイトは一目惚れしたことをひたすら同僚のまりちゃんに聞いてもらっていた。


まりな
『まりちゃん、わたし一目惚れした。』
『あの人のこと好きになった!!!』

まりちゃん
『いやいや、面接でなんで恋してんの。』
『それより結果はやくくるといいね!』


まりちゃんは、看護学校に通う学生で34歳でわたしのお姉ちゃんみたいな存在。


これまでのわたしの恋も全て知っているまりちゃん。


わたしは人をそこまで好きになったことがない。
一人でかっこい!きゃー!って騒いで満足するタイプだから。


彼氏ができても正直直ぐに冷めてしまっていた。



まりちゃん
『まぁ、まりなのことやからいつまで続くかね!笑』


まりな
『うぅ、、、。それ言わんといて、、、。』


まりな
(はぁ、、、)
(ほんまわたしいつになったら大好きな人と恋できるんやろう)
(結婚したいな。)
(はやく3月にならんかな。)
(あ、でも待って。藤原さんが運命の人かも!!!)



3月に運命の人に出逢えると言う占い結果を信じてた私。


ただこの時は藤原さんに恋をしていた。


12月だった。



まりな
(きっと神様はご褒美で出逢う機会をはやくしてくれたんや!)



わたしはそんなことを思い、バイトが終わり携帯を見た。


すると、メールが1通。


【二次面接のご案内】


まりな
(やったー!!!)
(またあの人に会える!!!)



つぎの面接までの一週間が楽しみで仕方なかった。

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