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君がいる風景

第14章 男子会


結局、布団やら毛布やらを引っ張りだして
潤とかずに引っ掛けてやって
相葉ちゃんにも横になるように言うと
カギの場所と、ポストから入れててねって
言いおわった途端
布団に潜り込んでイビキかいて眠り込んだ。

テーブルの上の片付けやら洗い物なんかは
翔ちゃんがしてくれて
一応置き手紙を残して2人で帰ることにする。


静まりかえってる通りを2人で並んで
駅前まで歩いてくと
ちょうどタクシーが走りこんできたから2人で
乗り込んで俺らの降りる駅前まで向かってもらう。

愛想の良い運転手の運転で走りはじめる

上着にかくれてこっそり翔ちゃんの左手を握り
しめて、ドキドキしてると
やたらと話しかけられて運転手の相手をしていた。

しばらくすると
翔ちゃんが俺の肩にもたれかかって眠りこんで
しまったから、翔ちゃんちの前までタクシーで
帰ってきた。

「翔ちゃん…うちに着いたよ。」

「……ん…んん……」


優しく声をかけて起こすと
目をこすりながら頼り無い足どりでタクシーから
降りてきた。


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