君がいる風景
第18章 ヒミツの告白
がっつき過ぎて引かれた?
もしかして、男とはやっぱり付き合えない?
いや、あの夜、触らせた事がバレてて
スケベな変態とは別れたいとか??
用意した晩飯の味なんてろくに分からなかった。
先に翔ちゃんに風呂に入ってもらうことに
してテーブルを片付けて布団を並べて敷いておく。
翔ちゃんちみたいに布団が1組しかないなら
ともかく、
俺ん家には押入れにくさるほど有る訳だから
2組敷かなきゃだよな。
「智くんちのお風呂って湯船もほんとに
広くていいね。すっごく気持ちよかったぁ
ゆっくりはいらせてもらったよ。」
湯上がりの翔ちゃんは頬が上気してて
鎖骨の部分とかほんのりと赤みがかってめっちゃ
色っぽいんだ。
抱き寄せると首すじから俺と同じ香りがする
「あっあの…ね
さっ、智くんも…お風呂入って温まってきて」
風呂なんかよりも
翔ちゃんの話したいって事がずっと気になった。
風呂場に行くとそこここに翔ちゃんの残り香
一気に反応する下半身
この後不意に別れ話とか切り出されたり
もしもただの友達になりましょうとか言われたら
俺はショックのあまり、ケダモノになって
翔ちゃんに襲いかかるかもしれない。