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君がいる風景

第18章 ヒミツの告白




「ごめんな、でも俺は
正直言うと翔ちゃん見て欲情するし抱きたい、
翔ちゃんと愛し合いたいって思ってるから」

「智くんっっ!」




あれ?逃げねぇの?

えっうそ?

抱きついてくれちゃってる?




「俺も、俺も智くんが好きっ!
俺…智くんに、嫌われたくなくって…
だから…その、智くんと…これ以上先に
進むのがこわくって…」


「ごめん、あのさっ翔ちゃん
はっきり言ってくんねぇかな?
俺は翔ちゃんのこと絶対に嫌いになんてなんねぇ
から、ちゃんと分かるように教えてくんね?」


抱きついてきた腕がゆっくり放れて
項垂れた様子で重い口調で話しだす。



「智くん、俺ね…ほとんど生えてないの
…男なのにその、下の毛が…
すごく少なくって…薄くって
だから、恥ずかしくて
…誰にも見せられなくて絶対に恋愛とか
その、恋人とかはできないって思ってたんだ」



それはかわいい恋人からの
あまりに意表を突かれた告白



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