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君がいる風景

第3章 歓迎会



櫻井翔のことをもっと知りたいって堂々と言い切る
潤が少し羨ましくて、少し恨めしくて思えた。


午後からは
パン生地を丸める手がいつになく乱暴に
なってるってチーフに叱られた。


ゴミ出しで裏口にでると、ホールのゴミ出しを
してる櫻井翔がいた。

「あ、大野さんお疲れ様です。」

「おう、お疲れ。どう仕事は慣れてきた?」

「はい、みなさんとってもいい人達だし親切で
丁寧に教えてくれますし」

「そっか、なら良かったな
客からの評判もいいらしいじゃん。」

「そんなこと…ないですよ。
みなさんに助けていただいてるおかげです。
それに料理に、パンにケーキ、
どれも美味しいから
たくさんのお客さんが来てくれるんです」


なんか俺が褒められたみたいな勘違いをして
照れてしまいそうになった。
ニヤけた顔を誤魔化そうと鼻の頭を擦ってるとふわりとやわらかな笑顔で話しかけてくる。



「あっあの、大野さん
明日の歓迎会参加してもらえますよね?」



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