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既成事実作ってやるよ

第1章 運命へのカウントダウン10

もじもじしてると、燕さんはあたしの腕を掴んだ



「男に免疫ゼロかよ」



『えっ・・・』



燕さんに腕を引かれてコインパーキングまで一緒に歩いた


もちろん無言。



ただ燕さんの手から伝わる熱でまた胸が高鳴る



体の全細胞が腕に集中してるんじゃないかって思うくらいに




黒のエルグランドの前に着くと“乗れ”と言われて、
燕さんの腕が離れた



ここまで来たら、甘えよう・・・



あたしは助手席に乗った



「家はどこ?」


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