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既成事実作ってやるよ

第1章 運命へのカウントダウン10

けどあたしが聞きたいのはそうじゃない



『そっか

出張先はどう?』



さっきまで何をしてたの?


そう聞きたかったの


けど聞けない。



「上司の呑みに付き合わされて大変だよ」



『そっか。
ごめん、あたし疲れたから寝るね』




司からの電話を強引に切った


だっていつも通りなんだもん・・・


さっきのことは丸で無かったかのように会話するから
逆に怖くなった


司の浮気は、今日が初めてじゃないって気がして。

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