押忍!!
第2章 押忍2
「なんじゃ、こいつは!!」
失礼すぎるわっ!!
「兄貴、嘘でしょ!? なぜ、繁華街にいるオカマみたいなやつが、こんなところにいるんすか!?」
失礼が止まらないなっ!! オカマってなんだ!!
オネェって言え!!
いや、それも違う!!
私は女だよ!!
兄貴はおかっぱの髪を掴んだ。
「見たら、違うことが一瞬でわかるだろうがっ!! 暴力団にこんな変態の五分刈りのゴリラがいるわけねえだろ!! なぜ連れてくんだよ!!」
失礼絶好調じゃねえか!!
誰一人として、女に見てくれないんかい!!
いや、確かに、空手のために、女を捨てたのは自分だけどさ……やっと好きな人が出来て、女として変わろうと思ってた矢先に拉致されて、部屋に閉じ込められて……。
あんまりだわ……。
「兄貴どうします? この五分刈り類人猿、野生にかえしますかい?」
「うむ、こんなのはめったにいないからな。写真に撮ってSNSに掲載するか。こいつの正体がなにかわかるだろ」
気が付いたら、人間扱いもされてない。
未確認生物扱いもほどがある。
「あの……」
横にいた、おにぎりせんべいを持つ男性が話しかける。
「僕、なぜ、ここにいるんでしょう?」
「さっきから気になってたんだ、お前誰だ?」とおかっぱが言う。
これ、仲間じゃなかったの!?
失礼すぎるわっ!!
「兄貴、嘘でしょ!? なぜ、繁華街にいるオカマみたいなやつが、こんなところにいるんすか!?」
失礼が止まらないなっ!! オカマってなんだ!!
オネェって言え!!
いや、それも違う!!
私は女だよ!!
兄貴はおかっぱの髪を掴んだ。
「見たら、違うことが一瞬でわかるだろうがっ!! 暴力団にこんな変態の五分刈りのゴリラがいるわけねえだろ!! なぜ連れてくんだよ!!」
失礼絶好調じゃねえか!!
誰一人として、女に見てくれないんかい!!
いや、確かに、空手のために、女を捨てたのは自分だけどさ……やっと好きな人が出来て、女として変わろうと思ってた矢先に拉致されて、部屋に閉じ込められて……。
あんまりだわ……。
「兄貴どうします? この五分刈り類人猿、野生にかえしますかい?」
「うむ、こんなのはめったにいないからな。写真に撮ってSNSに掲載するか。こいつの正体がなにかわかるだろ」
気が付いたら、人間扱いもされてない。
未確認生物扱いもほどがある。
「あの……」
横にいた、おにぎりせんべいを持つ男性が話しかける。
「僕、なぜ、ここにいるんでしょう?」
「さっきから気になってたんだ、お前誰だ?」とおかっぱが言う。
これ、仲間じゃなかったの!?