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「待って…静矢さ…！」
忍の声が部屋に響く。だが、もう静矢は止まらなかった。忍の白い鎖骨に、舌でなぞっては口付け、吸い上げて証をつけると、忍の吐息は更に熱く、荒くなっていった。静矢は忍の胸に突起を見つけ、そこに舌を這わせる。
「んっ…」
忍から吐息と共に漏れるその声は、いつもより少し高く掠れ、部屋の中に切なく響いては消えていった。舌で転がしてやると、忍の胸の突起はすぐに存在を示し始め、それと同時に忍の股のそれも、大きく膨らんで硬くなっていく。静矢の手は自然と下の方へ伸び、忍の硬く大きくなっていくそれに触れた。そして、あっと言う間にそれを露わにさせると、顔を埋め、唾液を含んだ舌を、その根元からゆっくりと這わせていった。
「ん…、あぁっ…」
静矢は、十分に舌で味わった後、それを口の中へ含み、吸い上げた。忍の匂いが脳を刺激し、静矢は更に激しさを増していく。すると忍はより声を上げ、体を反って喘いだ。静矢の愛撫を全身で感じ、陶酔しきった忍は、何かを待ち望んでいる様にも見える。静矢は自分の指を舐めて唾液をつけると、忍の後ろの蕾をなぞり、その中へと滑り込ませた。
「静矢さんっ…！待っ…」
その蕾の入り口に、ねっとりと舌を這わせ、またもう一度、指を忍び込ませる。
「待って…！あぁっ…！」
そう言いながらも、忍のそれはビクッ、ビクッと反応した。静矢はそんな忍をもっと啼かせたくて、蕾を広げるようにゆっくりと指を動かす。忍は、まるで媚薬でも盛られたように、恍惚とした表情で静矢を見つめた。
静矢は艶やかな忍の唇にもう一度口付けると、自分の股にありありと存在を示している逞しいものを露出させ、それを忍の蕾の奥へ、ゆっくりと沈み込ませた。
「忍、力…抜いて」
耳元で囁き、その淵をかじると、静矢は、忍の更に奥深く、更に深くへと沈んだ。
「あっ…あぁっ…！静…矢…さっ…！」
忍が静矢の名前を泣きそうな声で呼んで、また喘ぐ。
「忍っ…！」
「んっ…ああっ…！」
静矢は忍の蕾の奥へ何度も腰を打ち付けながら、ただひたすらに忍の名前を呼んだ。その度に、忍の中はキュウッと締まり、静矢を離さんとしているかのようだった。やがて二人は絶頂を迎えて果て、忍はぐったりと気を失うように力尽きた。
静矢は忍の隣に横たわると、まだ熱いその手で、忍の髪を撫でる。忍は、うっすらと目を開けて微笑んでから、また目を閉じた。