
愛してるって言って!
第3章 【合縁奇縁】
『夢事変』
雪に反射した強い日差しが無理矢理、忍の目を覚ます。忍は薄目を開け、まだ重い瞼を少し擦った。寝転んだまま、時計を見る。
もう7時半か…。
そう思い、起き上がろうとした瞬間、忍の目に映ったのは静矢の寝顔だった。
「わあっ…!」
慌てて飛び起きた忍は、もう一度、隣に眠る男の顔を確認した。
「そうだ…おれ、昨日…」
静矢さんに、抱かれたんだ…。
何となく、腰が重だるく感じる。まだ、ボーッとする頭で、昨夜確かにここであった事を思い出した忍の体は、急に火照り始めた。全身からは、一気に変な汗が出始める。
ちょっと待って…。でも、なんで?
思い出せば思い出すほど、忍の頭は混乱していく。
嶋さんとの事を聞かれて、否定して、それで…。
その時だった。
「忍…?」
「わっ…!」
静矢は眠そうな顔で上半身を起こしながら、忍の顔を見つめている。
「起きてたのか。おはよう」
いつもの朝の様に、優しい声でそう言って微笑んだ静矢が、裸でいる事に気付き、忍は慌てて目を逸らした。
雪に反射した強い日差しが無理矢理、忍の目を覚ます。忍は薄目を開け、まだ重い瞼を少し擦った。寝転んだまま、時計を見る。
もう7時半か…。
そう思い、起き上がろうとした瞬間、忍の目に映ったのは静矢の寝顔だった。
「わあっ…!」
慌てて飛び起きた忍は、もう一度、隣に眠る男の顔を確認した。
「そうだ…おれ、昨日…」
静矢さんに、抱かれたんだ…。
何となく、腰が重だるく感じる。まだ、ボーッとする頭で、昨夜確かにここであった事を思い出した忍の体は、急に火照り始めた。全身からは、一気に変な汗が出始める。
ちょっと待って…。でも、なんで?
思い出せば思い出すほど、忍の頭は混乱していく。
嶋さんとの事を聞かれて、否定して、それで…。
その時だった。
「忍…?」
「わっ…!」
静矢は眠そうな顔で上半身を起こしながら、忍の顔を見つめている。
「起きてたのか。おはよう」
いつもの朝の様に、優しい声でそう言って微笑んだ静矢が、裸でいる事に気付き、忍は慌てて目を逸らした。
